夏になると、モヒートが飲みたくなる。
ライムとミントとテキーラ。
どれをとっても、夏にピッタリ。
息子がニューヨークにいた頃、毎晩のように、
近くにパブで夕食。
月曜日は、ロブスターがとびきり安く食べられる店に。
ハンバーグの美味しいる店。
メキシカンパブで、サルサとアボガド、モヒート。
外食ができなくなって、あの頃の、アメリカや、
旅行先を懐かしく思い出される。
先日、アルコールのきついのが好きだという話から、
モヒートを思い出した。
ロブスターの話になった。
レッドロブスターは、アメリカでは、安物の代表格。
ロブスターは、メインのポートランドにいた頃、魚屋で買ってきた
大きいロブスターを、大鍋で蒸して、溶かしバターをつけて、息子が食べさせてくれた
のが最高の味だった。
メインに行けば、郊外にある、レストランで、美味しいロブスターを出してくれる。
レッドロブスター、は、アメリカでは、9;9ドルロブスターを売りにしていた。
メインロブスターも、置いてはいるが、値段はぐんと高くて、質は落ちる。
よくお酒を飲んだ。
ビールを持ち込んで、魚の卸をしている店に、ロブスターを食べに行った。
海辺のある、簡易作りのテーブル。
ロブスターと一緒に茹でたとうもろこしがついてくる。
あの美味しさを思い出すと、たまらない。
とうもろこしが好きなわけは、ロブスターにあると言える。
モヒートに、マルガリータ。ロブスターによく合うビール。
幸せだったあの頃。
玉置の歌に、
あの頃へ、という歌がある。
あの頃へ君を連れて行きたい、という歌詞。
あの頃に戻れないけれど、
あの頃の幸せだった記憶を辿る、
今の私は、ある幸せ感に浸っている。
あの頃のモヒートは飲めないけれど、
美味しさは覚えていて、永遠に消えることはなく、
どこかのパブに行けるようになったら、
モヒートを飲みたい。
本物のモヒートじゃなくても。