新しい靴を履く時、あらかじめ、試しておかないと不安なので、
家の近くを散歩して、長丁場に耐えられるか歩いてみた。
履きやすいかと思って買っても、1時間も履くと、
歩きづらくなる時が多かつた。
ミズノの.唯一、足に合う靴に巡りつてから、
ずっと、その靴一筋。
たまに、浮気して、かつこの良い靴を買ってみたりすると、メルカリのお世話になる。
フランスで、メフィストの靴を買って、
試し履きだとばかり、お店から履いて帰ったことがある。
オペラ座のあたりの店だった。
ルーブル美術館のあたりまで来ると、足が痛くなってきた。
豆ができているようで、それでも、セーヌ川に沿って歩く。
道が長く感じられる。
途中から、バスに乗って、着いた駅から、アパートまでの道が辛かった。
高いお金を出して買ったものだから、足の中を広げる型を買って、入れてみたり、近所の靴修理をやってるところで、広げてもらったり悪戦苦闘した挙句に、
メルカリに出した。
最終的に、5000円で買い手がついた。
日本で買えば、40000円はする。
バリで一度、神戸のオリエンタル劇場に、挑戦して、我が足には、耐えられず、二回履いただけ。
それでも、二回履いたから、まだ成績が良い方。
やはり、パリのアレージアという、場末の靴屋さんで買った靴は、一回目で、ギブアップ。
足幅の広い、どたぐつをはいて、店を覗いていたら、売り子から、
そんな不細工な靴は履いちゃダメ。
と勧められた。
足が狭くて、履けないと言うと、
いくらでも伸びるの。大丈夫。
こういうのを履かなくちゃ。
断れなくなって、というよりも、カッコいいわたしの足が欲しくて、買った。
足の細い、身体もスマートな友人にあげると、
すごく喜んでくれた。
帰って、お姉さんにみせると、
それ、高級品よ、と言われたそう。
アメリカでは、コールハーンの靴を、二足ほど、買って、人に履いてもらった。
高級な靴だから、といたく、喜ばれたのが、せめてもの収穫というところ。
最近では、トレーニングシューズで、失敗している。
ミズノの愛用靴は、まだ履けるうちに、新しいのを買っておく。
現在、まだ、二足、新しい靴がある。
今日は、履き慣らしに、散歩。
この靴に限っては、新品から履いても、大丈夫。
なんだけど、形がずっと同じなので、新鮮な気持ちは全くなくて。
普通は、新しい靴を履く時は、ワクワクするものだけど、
長年連れ添った、古女房か、旦那のように、
新鮮味がない。
慣れきって、空気のような存在なら、まだしも、
また、これか、なんて。
足を守ってくれて、感謝しないといけないのに。