わたし、大丈夫かな。
家から駅まで歩く道、買ったばかりの、雨天兼用の紫外線99パーセントカットの傘をさしていた。
きずいたら、傘がない。
両方のかたに、荷物を背負って、傘を持って。
重くて、持ち替えたりしていらうちに、傘を手から離したのか、傘の方が、飛んで行ったのか。
注意散漫だと、母によく言われた。
歩きながら、わたしの心はいつも何か他のところに行ってる。
心ここに在らず、で、想像の世界にいる。
いつのまにか、何かを無くしていたり、忘れたり。
傘、そんなに安いものじゃなくて、買ったばかり。
いつも、ほとんど、日傘はささない。
雨の日も、本格的に降らないと、傘をささない。
面倒なんです。
買っだばかりなので、さすきになつて、あっという間に、どこかで、的から、離れて飛んで行ってた。
約束の時間に間に合わなくなるのて、戻ることを諦めた。
そのことを話すと、
運転大丈夫ですか?
ほんと、他のこと考えながら運転していること、よくある。
歩いてきた道に、帰りに辿ればまだあるのさあないですか?
と冗談交じりに笑いながら、慰め?
この冗談、翌日になって、駅まで歩いて行く道、
周りを見ながら歩いてたら、
どこかの家の庭先で、見つけた。
あったー。
本当に、あった。
今日は、雨用にいつも持ち歩いていた傘と、失くした傘を二本持って、歩く。
ラッキー。
ぼうっとしているわたしが、どんな災難な時でも、
ラッキーに乗り越えてこれた。
失くして、置き忘れて、また、見つかって、手元に戻ってきて。
パリの薬屋さんに、財布置き忘れたり。
バリでは沢山ハプニングあった。
ロンドンに行くのに、駅で、パスポートの入ったバッグを盗まれて、ロンドンに行けなくなった。
翌日だつたか、大使館に届けられて、
借りてたアパートの近くにある映画館の前で、待ち合わせて、届けてもらったことがあった。
お礼かしたいから、名前を教えて欲しいというと、
笑って、気にしないで、と去って行った。
ロンドンには、同じチケットで、後日行くとこができた。
まだまだ、数えきれないくらい。旅先でも。
語り出したら、一冊の本になるくらい。
タクシーにハンドバックを置き忘れたり。
善良な人々の好意に助けられたことばかり。
たまには、戻ってこないこともあったけど、
概ね、助けられてきた。
なので、懲りてなくて、相変わらず、注意散漫。
母にいつも言われだことが今では身にしみて、懐かしい。
バッグの口いつも、開いてる。
瓶の蓋、きっちり締めてない。
いい加減なわたし。
いい加減な生活。