今年は、八千代座で始まった、玉三郎舞踊公演が、30年を迎える。
八千代座から、先行予約の案内が届いた。
母のこともあつて、泊まりがけはむりだから、やめようかと思った。
通い始めたのは、25周年の頃だから、四年。
最初は、一度だけのつもりだった。
山鹿が気に入って、毎年行きたくて。
いざとなれば、日帰りも可能なので、申し込んだ。
母は、四月に。ターミナルだと言われて、最近は、割に、安定している。
寝たきりなので、カロリーを必要としないのか、
毎日のカロリーは、わずかなのに。
この調子で、10月の末まで行けば、泊まりがけも可能かも。
毎年、先行予約の案内に、玉三郎直筆のお手紙が、印刷されて送られてくる。
今年は、鷺娘と、楊貴妃。
どちらも、玉三郎が大切に舞ってきた、作品。
昨年は、友人と三人で行ったので、祝日を挟んで、日にちを選んだ。
今年は、平日に第一希望を入れた。
昨年は、ハガキに、初めての人たちと一緒だから、良い席か欲しいと付け加えて出した。
受付初日に着くように、速達にして。
配慮してもらったのか、祭日なのに、とても良い席だった。
今年は、思案の末、ギリギリに投函したので、わからない。
母の具合次第では、福岡からの、送迎バスを申し込みできないかもしれない。その場合は、即日、レンタカーを借りるか、タクシーの往復になることも。
玉三郎も、いつまで踊れるかわからないと言っていたが、オリンピックの歳までは、と昨年、意欲的に語っていた、
いつまで、というのは。誰にも言えて、わからないこと。
できなかったら、と諦めてしまうよりも、その時に考えれば良い、と楽観的な方が生きやすい。
飛行機に間に合わなかったら、と、心臓に悪い思いをして、やきもきしたことあったりしたけれど、
どんな時でも、そのときは、その時のこと、と呑気に構えれば良い。
なるようにしか、何事もならなきのだから。