お彼岸で、お墓参りに行ってきました。ラインのメッセージが入ってて、お彼岸だつたののだ。すつかり忘れてた。
祖父母が、一心寺に祀られているので。お彼岸とお盆には、お参りしている。
母に付き添って行ってたからでもあるのだけど、今は寝たきりの母、全てを忘れている母。
もうそろそろ、良いかな、とも思うのだけど。
気持ちの問題なのだけど。
一心寺に行くと、せがきを書いて、御詠歌を歌う人たちのところに行って、1000円お布施するのが、母の習慣だつたので、私も。
一心寺に行く道すがら、ガレージセールをしている家があった。
フランスの蚤の市まがいの品物が並んでいる。
オペラや、絵画に造詣が深いよう。
夫婦は楽しそうに、応対している。
ドミンゴが歌っている、運命の力が目について、買った。
アルマーニュ、グッチの男性用のオーデコロン、奥さんの香水の数々。
皆古いもの。
引っ越しかなと思ったけど、断捨離のよう。
絵画の本が欲しいと思ったが、重くて。
一心寺から、友人が入院している病院に向かった。
阪神で行くと便利そう。
デパートで何を持って行ったらいいかとウロウロ。
美味しそうなケーキや、パンのかぐわしい匂い。
お腹が空いているが、食べてる時間がない。
買い物済ませて、阪神電車に。
急行と書いてるホームに降りて、車掌さんに、春日野道には、この電車ですか?と聞くと、特急で御影乗り換えが早いです。三番線に来ます、と片側の方を指すので、反対側のホームで、待っていた。スマフォ見てたので、来た電車に乗って座って。
淀川、淀川、というアナウンス。
これ、阪神電車ですよね、と隣の人に聞く。
ここからだと、尼崎で乗り換えたら良いです。
梅田に戻るよりもはやいです、と教えてくれた。
わたしは、良くこういうことで失敗する。
京阪で、牧野に行くはずが、別の電車に乗っていたり、近鉄でも、別のルートに行く電車に間違えて乗っていたり。
我が家の駅で、乗り過ごしもよくやるパターン。
病院に着くのが遅くなった。
友人が来ていた。
病人はすごく元気。逞しい人だから、回復も早い。
わたしの話に、ボケ始めたのじゃないの?と言われた。
若い頃から、こうだから。
大学時代に、仲間と鶴橋で待ち合わせて、旅行に出かけることになっていた。
ふと気づくと、つぎは生駒、生駒とアナウンス。
ギョッとした。泣きそう。生駒からまた、引き返して、仲間の待つ場所に行くと、事故ってるのか、病気になったのではと心配されて、乗り過ごしたと謝ると、ズッコケだから、さもありなんで、笑って許してもらえたことが。
数え上げれば、きりがなくて。
どれも楽しい思い出になってる。
バリから、藤田嗣治の美術館が見たくて、旅行に一緒に行きたいという女性と、二人旅をしたことがあった。
バリからの電車に乗り込んで、おしゃべり。
彼女が持ってきた、おみかんなどを頂いて。
電車が動き出した。
すると、この電車は、車庫じゃなくて、列車がいっぱい交差する所に止まった。周りには誰も乗ってない。
えー?
運転手におろしてもらって、歩いて、プラットホームに帰ったことがあった。
その女性は、わたしに任せっきり。
わたしと旅行すると、お金使わなくて、こういう旅行がしたいと喜んでもらった思い出がある。
そうだった、お彼岸から、また、脱線。