最後の巨匠と言われる、南イタリア出身のリッカルド、ムーティ指揮、シカゴ管弦楽団の演奏会に、行ってきました。
素晴らしい演奏。
これほどの演奏を聴くためには、チケットも相当高いのです。
正規にはとても手が出ない。
39500円のS席を、グルーポンで19500で売っていました。
それでも躊躇する値段です。
シカゴに行って聞いたら、とも思ったけれど、機会は、一期一会。
思い切って、買って正解でした。
グルーポンだから、きっと悪い席だと思って期待してなかったのですが、なんと、なんと。
ボックス席の後ろです。
ちなみに、ボックス席は、48000円のの席。
すごい幸運。
前から15番目の石で、音響は最高、楽団員の顔も演奏もよく見えて、最高の席です。
ボックス席は、やはり、すごいなあ、と思った。
シカゴ管弦楽団の、リッカルド、ムーティの指揮ですから、ベアーで買ってる人などいて。
ムスメさん三人連れて、夫婦で、五人もチケット買ってる人も。
裕福な家庭だとわかる服装。理知的な子供達。
子供の時から本物に触れて育つことができるには、
相当の余裕がないとできない日本の貧しさ。パリや
アメリカ、ヨーロッパだつたら、学生には、無料で勉強できる機会もたくさんあるのに。
曲は、ブラームスの交響曲第1番。
イングリッドバーグマンと、アンソニーパーキンスが出演した映画で、流れる曲。
ブラームスはお好き?
というタイトルの映画です。
休憩をを挟んで、ブラームスの交響曲第2番。
鳴り止まない拍手のアンコール。
マリア、カラスがよく歌っている曲の、フエドールの、二幕の間奏曲。
わたしの大好きな曲。
慌てて帰った人達は、この素晴らしい演奏を聴き逃している。
マーティの指揮は、華麗で、音楽は美しく、情熱的。
CDか、ビデオ、パンフレットを買うと、サインの整理券をもらった人はサインしてもらえるので、一枚買った。
欲しいものは既に売り切れで、イタリア名曲集が残っていた。
長い行列を待った。
ムーティに、お礼を言うと、ニッコリと笑い返してくれた。
年取ってるけど、ハンサムな顔立ちは健在。
素敵な夜だった。
フェスティバルを出たのは、夜の10時を過ぎていた。