西宮芸術センターで、バイエルン放送楽団の演奏会がありました。
指揮者が病気で、ズービン、メーターが指揮すると聞いて、行きたくなり、先日の、カウンターテナーのコンサートの時に、一番安い席が残っていて、買いました。
4階の横の席ので、それでも、7000円。
芸術センターでは、その席は、2000円とかで、通常は設定されますから、特別な演奏会ということになります。
四階が、特等席だということがわかりました。
西宮芸術センターは、音響が良いと聞いてるのですが、一階の席は、それほどじゃないと思ってた。
音が上がるので、楽器の一つ一つの音が、とても良く通って、最高の席。
舞台もよく見えます。
百人以上のオーケストラ。
上から見ると、演奏者が全て見えて、演奏の様子が手に取るようにわかる。
大太鼓は、8本くらいのたたき棒を変えながら演奏する様子とか。
最初は、モーツアルトのジュピター。
ズービン、メーターは、片手に杖、片方は支えられて、ゆっくりと足を運びながら入ってくると、割れるような拍手。
ジュピターが終わると、次の曲は、マーラー。
空いていた演奏の席が全て埋まると、100人以上のオーケストラ。
圧巻の迫力と素晴らしい音の共演。
指揮者は、かつて、バイエルン放送楽団の指揮者も務め、ベルリンフイルと初め、世界の舞台で活躍し、名指揮者として、どこの楽団からも尊敬されている人。
高齢の名指揮者に、楽団員は全員で、最高の音楽を作り出そうと、心を合わせている。
聴く方も、熱が伝わるのは当然。
感動と興奮の舞台だった。帰りにコナミに寄ると、わたしの顔が紅潮していたようで、もうお風呂から出てきたのかと思われたよう。
自分ではわからないのだけど。
ズービン、メーターが、舞台が終わってから、再び出てきて、ファンの前で座って、答えられていた。
名残おしそうに。