ワンピースの夜の部で買っていたチケットは、安い席だったので、落札された。
沢山のアクセスがあったけれど、ヤオフクを利用する人は、ギリギリの時間で落札する。
6500円の定価で出すと、
二人の落札で、6750円で売れた。
送料と手数料がかかるから、手元には引かれるけど、喜んでもらえると思うし、双方に良かったと
思っている。
3回でも4回でも見たい舞台だけど、まじかで二階も見ることができたので満足。
猿之助は、新橋演舞場での初日の翌日に、開放骨折した。
誰の腕だ、と思ったと語っていたけれど、それはひどいもので、まだ観客がいるので、痛さを堪えて、声を上げず、助けを求めなかったと、ワンピースの原作者が書いている。
治らないかと危ぶまれたひどい状態から、必ず舞台に帰って来ます、と骨折した腕で、毎晩舞台の観客に挨拶を欠かさなかった。
右近が代役を務め、出演者が一丸となって、新橋での二ヶ月公演を盛り上げた。
舞台の内容が良かったから、なし得たことだった。
全治五ヶ月。
松竹座での公演は、怪我の前に決まっていた。
猿之助は,舞台に帰って来れた喜びと、仲間たちと共に作る友情や、待っていてくれた観客への感謝
に、溢れるばかりの思いを、毎夜舞台で発散させている。
怪我を得て、苦しい体験を乗り越えて、ワンピースのルフィ〜のように、新たなステージへと
飛躍している。
ワンピースは、漫画でしょ?見てないからわからない、という人たち。
私もその一人だけど、猿之助の舞台だからと、2年前の新橋での初演を観て、興奮の渦にすっかりハマってしまった一人。
この舞台は最高に面白い。舞台の出演者と観客がひとつになる、参加型の舞台。
ワンピース2ndは、通常のお芝居でありがちな、2回目の物足りなさは、全く無くて、
より進化したものに出来上がっている。
終わると、明日も観たくなる。家にいると、あの空間に行きたくなる。
今夜も、松竹座の中で、素晴らしい世界が繰り広げられていて、猿之助の喜びの魂に触れることができる。
仲間達が、ワンピースで、本当に大切な宝物を探す旅を続けている。
財宝は、お金や物じゃない。
世界中の誰もが、自由で、偏見のない世界。
なりたいものに、願えば、きっと慣れる世界。
心が一つに慣れる世界。
心が一つになって、平和で美しい世界、喜び、笑い、共に一つになれる世界
ワンピースの世界は、今松竹座にある。