青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

クリスマスのメトロポリタン美術館

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クリスマスイブの、メトロポリタン美術館は、いつもよりも、30分早く閉まる。

4時45分になると、館員が、入場者を出口に誘導する。かき集めるようにして、人々を、一階に出口に送り出す。

翌日のクリスマスはお休みなので、特に人が多かった。

 

入り口まで、外で待ったのは初めて。

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メトロポリタン美術館は、だまっていれば、正規の料金を払うことになる。

私のサジェストはいくらです、と言って払いたい値段を告げると、その料金でチケットがもらえる。

1ドルは、あまりにひどいので、2ドルというと、一人か、と聞かれた。

家族で2ドル、という人もいる。

これでは、美術館の維持がまかなわれない。

 

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私は何年も、associate として、年間70ドルを払っていた。

メンバーになると、いつでもフリー。年間4回の、美術書の冊子が送られてくる。

印刷が良くて、これにもお金がかかっている。

私は海外に住んでいるので、70ドルだけど、会員は200ドル。そのほかに、寄付の申し込み書がランダムに送られてくる。

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寄付と、会員のランク付きの年会費、美術館でのコンサートなどで、維持されているが、いつも赤字だとか。

 

何度も足を運んでいるので、特別展をまず見て、時間があれば、常設を見る。

常設にある、絵画の一つ、フェルメールを見るだけで、値打ちのある美術館で、2ドルとは、と申し訳なく思うけど、2ドルだから、ちょこっと見て帰るという贅沢も味わえる。

 

 

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ワシントンは、国立美術館は全て無料。私設でも、無料のところがある。

子供の教育に、美術館や博物館を利用しているので、美術館や文化的な知識、興味が備わるはず。

 

お金に余裕があると、美術品を気軽に買い、コレクターになって、やがて、寄贈する人が多いのも、

子供の頃から短かに、美術に触れる環境で育つからかもしれない。

 

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今回の特別展は、ミケランジェロのデッサンと、それを絵画にした画家との、コラボレーションを

紹介したものだった。最終的には、システィーナの天井画を製作するまでの工程を再現していく。

よくここまで、という驚きの特別展ばかりで、作品の数も膨大なので、私はざっと見て回るだけだけど、見に来ている人達は、熱心に、細かく鑑賞している。

車椅子を押してもらって、解説を聞きながら、興味深く鑑賞する人。

私には、寝に行くところでもあり、トイレの確保の安心な場所でもある。

 

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好きな絵画が、見るたびに変化したり。

クリスマスイブは、とても混んでいて、疲れも倍にように思えて、根気がなかった。