毎年、お正月に招待してくれる友人がいいます。
今までは、泊まりがけでおじゃましていたのですが、今年は忙しい予定が目白押しなのに加えて、夜は家に帰って帰りたい、家でゆっくりしていたい、という、老化現象かとも思われる現象が。
朝早い目にでて、昼間のおよばれで、夕方には帰ります、と我儘を言わせてもらいました。
泊まりとなると、つい飲み過ぎて、翌朝気分が悪くなるということの繰り返しでした。
帰らないとと思うと、お酒もセーブできます。
わたしのために、ご主人は、バレンタイン17年ものを買って、開封しないで待っていていたと。
ありがたいことです。
ステレオから、音楽が流れて、暖房して、迎えてくれました。ムードを大事にする人です。
友人は、料理をあれこれ用意して、話好きのご主人の、話し相手が私の役目。
友人は、年中、ご主人の話しを聞かされているので、寂しくはなく、仲良く暮らしているのですが、
いつも聞かされていることだから.しばしのバトンタッチ。
庭にあるキンカンがとても甘くて、キンカン好きの私のために、山ほどのカンカンを取ってくれています。
全部は重いので、でも結構持って帰りました。
友人夫婦の世界は、私が住んでいる世界とは、違う世界のように感じられるけれど、知らない知識がいっぱいで、興味深く、面白い。
そういう知識はどこからかというと、本なのだそう。
天皇家の財産は、ものすごく膨大で、歴代の首相は、それに触れなかったが、
田中角栄だけが、天皇に、その財産を国民のために放出してほしいと言った。それが逆鱗に触れて、アメリカのロッキード事件をでっち上げ、田中角栄を抹殺する結果となったとか。
天皇の退位を巡って、朝までで、激論が交わされていました。
天皇家は廃止すべきという、東京大学大学院の教授、井上氏の話は、全体を通じて、しっかりした意見の人だなと聴いています。
戦争責任は、天皇にあつたことは、誰でも知っていることですが、アメリカが、日本を植民地化するために、残したというのです。
確かに、日本は、アメリカの植民地状態から、抜け出ることはできないでいる。何もかもがアメリカの都合の良いように運ばれている。
日本は自立でけないでしょうか?
私は、小沢さんが言っていたように、日本には海兵隊だけで良いと思う。
日本の基地からの撤退を進めて、日本は、近隣の諸国との平和条約に力を注ぐべきだと思っています。
それなら、警備にもっとお金がかかるという人もいるが、戦争を避けるのは、武力ではなくて、友好関係なのです。
日本はそれほどの武力を持たなくて良い。
ユダヤ哲学の、レブィナスという人がいます。
顔と顔を合わせる時、お互いに恐怖の中にいる、
それを溶かし、相手を受け入れる笑顔が、恐怖を消滅させる、と読んだことがあります。
差し出すべきは、微笑みと握手、心を開いて、相手に溶け込んでいく努力こそが。武器を捨てて、平和をもたらすのだとわたしは信じています。
そんな悠長なことを言っていると、攻め込まれて殺されるという人がいます。
そういう場合は、命を投げ出すことしかないと私は思っていますが、微笑みを返す人を殺す人はいないでしょう。
武力ではなく、言葉で、援助、の手を差し伸べることで、お互いの生活を分け合うことで、本当の平和が生まれるのです。
天皇家は、それほどの財産を放出さすべきだと思います。
国民の財産です。格差で苦しい暮らしをしている人達のために、災害から立ち直れない人たちに。
田中角栄が、お願いした事は正しかった。
正しい人が、邪悪な人間達の餌食になって殺されている。
弱肉強食の社会ですが、正しい行為と判断は、その人を惨めにはしません。罪の意識に苦しむことはしません。
そして、その人から学び、継承していこうとする人達がいます。