草間彌生が文化勲章を受賞。
遅すぎるとの声がある。
草間彌生は、受賞の喜びをこう語っている。
命がけで作品を作って、人々に永遠を届けたい。
水玉は、誰でも好き。
日本の手ぬぐいにも、水玉。洋服の水玉。シャボン玉も水玉。風鈴の丸さも、大きい水玉。
水玉は、永遠に増幅していく。
87歳という年齢で、と感心する人がいるが、彼女に年齢はない。
毎日9時間、水玉を描く。
宇宙の神を感じている。宇宙からのテレパシーを受けている。
同じことを言っている芸術家の中に、幾人かの人を知っている。吉田さんがいた。
パリの、暖房が切れた部屋で、日に9時間、立ち詰めで絵を描いておられた。
朝の、おはよう体操で、最後に書で言葉を書かれる。
先日、真祈、という言葉だった。
真の祈りは、必ず天に通ずるという。
草間彌生や、吉田さんは、命がけで仕事ををしてこられた。
そういう人の作品は、永遠不滅なのだろうと思う。
中途半端は、中途半端。安易は、安易。
デパートで売っている絵を売り絵という。
真祈に描かれたものは、見飽きることがない。
見る人に、生きる力を注入する、パワーがある。
演劇も歌舞伎などの舞台でも同じことが言える。
命がけで精進し、舞台に立つ役者から受けるパワーをもらって生きていく希望をもらっている。
玉三郎や、猿之助は、命がけで演じ、未知の世界へと挑戦し続ける役者だ。
勿論他の役者の舞台でも、出会う時がある。
それを宇宙の神秘というのだろうか。